[photographer002] Yegor Tsvetkov / Your Face Is Big Data

今朝もFB経由で面白いプロジェクトの話を目にする。
現代を記録するという観点から、ネット上に拡散している画像を収集するプロジェクトを考えている最中なのだけど、Yegor氏のアイデアはその一つだと思います。
身近な地下鉄内で隠し撮りした顔写真をもとに、顔認識アプリで追いかけるという作品。

ロシア・サンクトペテルブルクを拠点に活動する21歳の写真家・Yegor Tsvetkovさんは、地下鉄でランダムに乗客の顔写真を撮影し、顔認識アプリ「Find Face」で解析するという活動を、6週間かけて行いました。その結果、Tsvetkovさんはロシアの主要SNSであるVKontakteから、70%の確率で本人を特定することに成功したとのこと。

Tsvetkovさんはこの結果を「Your Face Is Big Data(あなたの顔はビッグデータ)」というプロジェクトにまとめ、撮影した写真と、プロフィール写真を並べて掲載しています。プロジェクトを開始しようと思ったのは、Find Faceアプリがリリースされたことがきっかけ。Tsvetkovさんは「こういったアプリが人々のプライバシーにどんな作用をもたらすか伝えたかったのです」と話しています。写真は全て隠し撮りしたものですが、撮影に気付かれることは一度もなかったとのこと。

地下鉄で撮影された写真からSNSを特定してプロフィール写真と比較される「Your Face Is Big Data」 - GIGAZINE

 

Gizazineの記事はRussia Beyond The Headlines をもとにしているっぽい。

Russian photographer matches random people with social network photos | Russia Beyond The Headlines

 

彼自身のサイトを探したのだけど、ここのポートフォリオが一番みやすい。
ただ、英語での記事が見つけらないので、もしかしたらこういうところに作品発表時の言語の壁があったりするのかも。

birdinflight.com

 

Project単位で作品を紹介しているロシアの写真メディアサイト。素直にかっこいいなと思う。こういうところに、自分からどんどん売り込みしていく人はのびていくんだろうなーと思うし。日本版も作ればいいんじゃないかな。このインターフェースはかっこいいですね。

Bird In Flight — интернет-журнал о фотографии и визуальной культуре.

[photographer001] MARTIN CHANBI展 / ペルー大使館

 
今朝、北野氏のFBにて知ったのですが、写真をみた瞬間に釘付けです。
ガラス乾板、アンデス先住民というキーワードでも胸踊りますが、先住民が先住民を撮り記録することの価値に強く興味がわきました。ペルーの伝説的な写真家 MARTIN CHAMBI。以下、写真家 北野謙氏FBの引用です。
 
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FOTO:ⒸMARTIN CHAMBI/Archivo Fotografico Martin Chambi, CUSCO" 

"MARTIN CHAMBI展 ペルー大使館 4月19日〜5月16日 11時-17時 日祝休館

マルティン・チャンビ(1891-1973)はアンデスの農村の出身の写真家です。クスコにスタジオを構え、生涯にわたって数万点にのぼるアンデスの歴史的価値の高い写真を(主にガラス乾板で)残しました。作品は1977年にMoMAニューヨーク近代美術館はじめ、ロンドン、パリ、アルル、ミラノなどの欧米やラテンアメリカの主要な美術館で紹介されてきました。今春にはリマの美術館で各地に分散していたコレクションを一同に集大成した回顧展が開かれています。このたびペルー大使館の展示、日本でほとんど初めてのチャンビの作品をご覧頂く機会となります。点数は20数点と多くありませんが、ぜひお運びください。
 
僕は15年ほど前にペルー、アンデスの山々を訪ねました。ラテンアメリカ美術研究の加藤薫さんらと植民地時代に建てられた教会建築や美術の調査に同行したのです。撮影の帰路に立ち寄ったリマの書店で偶然手にとったチャンビの写真に雷に打たれるような感動を覚えました。
 
チャンビの写真の特徴は、自らインカの末裔であり、先住民が先住民を記録した写真史上でも希有な写真群ということがあげられます。私たちが目にする多くの先住民の写真は、E.カーチスはじめ、外から先住民文化をディスカバーするまなざしです。撮影者と被写体の関係性で成立する写真というメディアにおいて、当事者性という問題は避けて通れません。これは先住民文化の記録だけでなく、昨今の震災後の被災地や、沖縄の写真においてもしばしば議論されてきた、とても身近で今日的な問題だと思います。チャンビの写真はそうしたことを考えるきっかけにも、なるように思うのです。
 
チャンビはクスコの上流階級から農村の人々までを、アンデスの光のなかで生き生きと描写しました。一方で、最先端のバイクや自動車に乗り、ダンディな身だしなみで、ナダールやラルティーグを彷彿とする一面もありました。チャンビのスタジオは文化サロンであり、藤田嗣治夫妻も訪れています。
 
ぜひぜひ、ご高覧ください。
展示期間中にお手伝いいただけるボランティアを探しています。ご興味ある方、北野までメッセージください。"
 
[参考]
Wiki日本語版はないですね。
六本木ヒルズTSUTAYAにも一額飾ってあるそうです。

六本木ヒルズのTSUTAYAで『目と耳で体感するペルー特集』開催中! : INFORMATION from AHORA CORPORATION

・2015年2月 マリ美術館で行われたマルティン・チャンビ写真展の情報 (文: 原田慶子, 阪急交通社)

iPhoneカメラ遊び1

写真を撮りすぎるので、iPhoneで撮った写真をiOSアプリのPhotoshop Express (以下、PSE) とかでいじくるのが習慣化している。

よくやってしまう手段として、ハイライトを下限まで下げ、一度下げた、明るさを飛ばさない程度に明るさをギリギリまであげ全体をハイキーにした後にコントラスト、シャドーでバランスを調整し、自然な彩度、色温度、色合いで最終的に調える。一枚仕上げるのに、1、2分というところだろうか。(写真1-a,1-b参照)

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1-a. 作例-川 iPhone 6 plus 標準カメラアプリによる撮影(HDR ON)

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1-b. 作例-川 iOSアプリ PSEによる加工 (明瞭度、曇り取り、明るさ、ハイライト、シャドー、コントラスト、シャープ、シルバーフィルター)

ただ、時折モノクロームで遊びたくなるので、図2のような感じも好きだったりする。

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2-a. 作例-林 iPhone 6 plus 標準カメラアプリによる撮影(HDR ON)

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2-b. 作例-林 iOSアプリ PSEによる加工 (明瞭度、曇り取り、明るさ、ハイライト、シャドー、コントラスト、シャープ調整、シルバーフィルター使用)

いずれにせよ、標準的な画質調整であれば、PSEで事足りる。むしろ、PCを開かず電車の中で遊べるのはツールとして素敵だと思う。

欲を言えば、iPhone 6 plus の800万画素の画像に対して、もう少しノイズを載せたいので、ノイズ低減じゃなくて、ノイズ増加あたりも追加して欲しいな。有料DLCでも買いますよ、Adobe様。



花見場所取りに思うこと

上野恩賜公園にて、大学研究室のOB会花見の場所取り。と言っても、封建社会のような絶対徒弟制度で育った後輩らが始発で場所取りしてくれたビニールシートを死守するお仕事中。それでも、4/2 11:00は寒いですね。

しかし、青いビニールシートはお花見に合わないので、もう少し地面を感じさせる色とか、レフ板効果のあるビニールシートとかいい気がする。

あと、花見会場って不要なぐらい場所取ってる人が居たりする。
花見シェアリングとか面白いなと感じました。シートの色、位置、花の具合、利用時間をシェアして、知らない人がおつまみ持ってきてちょっとの時間間借りするするような、そんな花見スタイルがあってもいいのかも。

出会いも、おつまみも、お酒もやってきて、花を愛でる。そんな花見コンは風情があっていいじゃないんですかね。

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データベース

そろそろ本気でやりたいことのための調査を始めようと思うので、データ集めからはじめます。

 

2015年 日本の広告費 - ニュースリリース一覧 - ニュース - 電通

 

【氏家夏彦】それでも「テレビの未来が明るい」と信じる理由

 

数字は語る | 商業施設新聞

カフェの店舗数を知りたいです。東京23区と全国、2種類あればう… - 人力検索はてな

 

 http://www.edgarfreecards.de

 

公益財団法人大宅壮一文庫

 

 

 

 

アンテナ

zasshi.news.yahoo.co.jp

 

おまわりさんに聞いたんだけど、泥棒っていつも“金金金”とアンテナを張ってるから“この家には今、金がある”ってわかるんだって。だからね、わたしは毎日“料理料理料理”とアンテナ張ってるから、どんどんレシピが浮かんでくるのよ。そういうものなのね~」

<本文引用>

上の平野さんの言葉、シンプルだけど最短の手法だと思います。
昔、師匠のワークショップに通っているころ、まず写真は枚数を撮る事、ずっと写真のことを考え続けること、というようなことを言われた事を思い出しました。

使えないアンテナを張っても仕方が無いけど、煮詰まってもマンネリになっても自身の感度を上げていくことを忘れないようにしないと。

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